https://www.ryouiku-zanmai.com/wp-admin/admin.php?page=my-custom-admin#Google%E8%87%AA%E5%8B%95%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%81%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A

子育て・療育 支援・補助金制度

国連障碍者権利委員会の特別支援教育中止などの要請ニュースについて思う事

こんにちは、はな子です。

2022年の9月9日に、日本は国連の障害者権利委員会から、特別支援教育の中止や精神科の強制入院を可能にしている法律の廃止などを要請されました。

 

今日、ニュースで知りました。

子どもがYouTubeを見るので、テレビを最近見れてない弊害ですね。

まぁ、新聞読めよって話なんですがね。

 

要は、今の教育制度とか精神疾患の人への法律が人権を侵害してるから改善してね!って国連から注意を受けたんですね。

 

精神疾患の方の強制入院についてはちょっとわからないので、言及は避けます。

特別支援教育について語ります。

 

特別支援学校、特別支援級

小学校の事例で話します。

まず、障害持ちの子はその程度や学校、保護者、本人の希望に応じて、特別支援学校や特別支援級、普通級という選択肢の中から進学先を選択します。

 

特別試験学校は、「ろう学校」、「盲学校」、「養護学校」と区分されていたものを2007年から一本化したものの総称です。

 

特別支援学級は、小学校の中にある障害のある子どもたちが通うクラスです。

情緒や知的などざっくり分かれています。

次女のこはるは知的の特別支援学級に在籍しています。

体育や音楽など特定の科目は普通級の子たちと一緒に受けたりします。

 

普通級は、一般的にイメージされる小学校のクラスのことです。

 

国連は特別支援教育の何があかんと言っているのか?

ざっくりまとめますと、そもそも学校やクラスを分けることが差別やから改善しろ、と言っています。

 

私個人としては、こはるのことだけを考えると、おおむね楽しく学校に行ってくれているので、特に不満はないです。でも人権のプロの人たちから見れば、アカンようです。

 

実際、現状の改善を訴えて、100人以上の障害を持つ人やその家族がジュネーブに行ったそうです。

医療ケア児の入学、入園拒否の話とか聞きますものね。

 

インクルーシブ教育とは

国連は、インクルーシブ教育をおしています。

 

ざっくり言いますと、性別、障害の有無、性的思考などに関係なく同じ場でともに学ぶ、というのがインクルーシブ教育です。

 

日本の教育制度は、特性により場を分けて教育し、能力を最大に発揮させる、という仕組みになっています。

まぁ、現場はこの方が楽ですよね。

 

インクルーシブ教育は日本でも一部地域の学校で取り入れられている教育の形です。

多様性と創意工夫、人権意識など様々な考察のきっかけになる取り組みだと思います。

ただ、人員の確保や環境整備などすべての教育現場に取り入れるには高いハードルがいくつもあります。

 

最先端のアメリカではどうなっているのか

ネット知識なので確かではないのですが、特別支援学級みたいなものはあるけど、「人が多いとパニックになるからそっち行きたい」という本人の希望が優先されるみたいです。

 

先生からの「普通級では対応しきれない」という意見で普通級を断られることはないみたいです。

 

支援学級に通う娘の親として思う事

まずはもっとインクルーシブ教育について知っていかなければなんとも言えないというのが正直な感想です。

教員の方でも単語は知っているけど、という方が大半やと思います。

 

こはるのプラスになるのならぜひお願いします!と思うのですが、中途半端な知識で取り組みを始めて、健常児の子にも障害を持つ子にもなんかマイナスで終わった、というのが一番アカンですからね。

手が足りずに大ケガしちゃった、させちゃった、とかね。

 

まずは、TV番組とかで親世代への認知、先生方への研修制度の確立、教育学部の授業の必須科目化、小中学生への説明など、とりあえずどういう取り組みでどう進めていくのかを知ってもらう仕組みを作る必要があると思います。

 

なんかの番組の海外のインクルーシブ教育の特集では、同じ教室にいつつ、個人の能力にあった授業を受けるスタイルが紹介されていました。

公園に集まってここで任天堂スイッチをやっている子どもたちを思い出した記憶があります。

まぁまぁの違和感ですが、私自身が35人一クラスの一斉授業で育ってきたからそう感じるのかもしれません。

 

この違和感をどうするかが、保護者の理解・協力を得られるか得られないかの違いになってくるので、現場をスムーズに動かくためにも、ぜひ払しょくできるよう政府には力を入れてもらいたいです。

 

療育で一緒やったママさんに、入学前に会う機会がありました。

こはると同い年の軽度知的障害の男の子がいまして、進学について話しました。

 

支援級を希望していたのですが、生徒数の少ない学校で、支援級の人数も数名程度。担当の先生は1名のみ。

脱走癖のある子だったので、保護者が教室にいてくれるなら通っていただけます、と言われたそうです。

 

小人数やから手厚くみてもらえるかなと期待していたのに、蓋を開けてみれば…!!とショックもひとしおだったそうです。

 

結局その子は、別の病気が判明したことが後押しになり、特別支援学校に通うことになりました。

 

インクルーシブ教育が浸透していたら、ママ友は悩まず、ショックも受けずに子供の入学準備を楽しんでできたのかなぁと思うと、現行の教育制度の改善に思いをはせてしまいます。

 

どの保護者もかなう事ならば普通級に通ってもらいたいという希望を持っていると思います。

政府はインクルーシブ教育についてもっと発信していってほしいです。

 

-子育て・療育, 支援・補助金制度