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子育て・療育 療育

2018年5月25日放送 すくすく子育て×うわさの保護者会合体SP~ちゃんと知りたい!子どもの発達障害~を見たまとめ【前編】

Eテレで発達障害の子どもの子育て特集がありました。

実際に子育てをされてはるお母さんたちが悩みや体験談を専門家仕切りのもとお話されるので、非常に参考になります。DVDとかにしてほしいですわ。

番組の内容について

前半はすくすく子育て、後半はうわさの保護者会の2部構成。

前半は1~3歳の未就園児をもつお母さんたちをゲストに、アンガールズ山根さんと優木まおみさんが発達障害ってなに?ということから療育や発達障害の子に対応した幼稚園のあり方などを紹介。

後半は小学校就学を控えた保護者の方や中学、高校生のお子さんを持つ保護者の方をゲストに
発達障害をもつ子どもたちの学ぶ場やその選択肢について尾木ママや専門家の先生が話し合う。

以下で詳細を書いていきます。

【前半】発達障害ってなに?

発達障害は脳の機能障害

発達の遅れやかたよりが生活に支障を生むレベルにある時に“発達障害”と診断。

血液検査や脳波測定では検査できない。

子どもの成長は個人差が大きいので診断が難しい。

自閉症スペクトラム、LD/HD(注意欠損・多動性障害)、学習障害の3つに分けられます。

この3つは合併して症状として現れることもあるそうです。

 

自閉症スペクトラムは特定のことへの強いこだわりがあったり、対人コミュニケーションが苦手だったりします。こはるは自閉症スペクトラムです。

AD/HDは落ち着きがなかったり、衝動的に動いてしまったりといった感じです。

学習障害は、読む、書く、計算などの分野がが圧倒的にできなかったりします。トム・クルーズは学習障害で文字が読めないそうです。台本は耳で覚えているんでしょうかね!!

気質か障害かの見きわめ

【ゲスト保護者さんからの悩み】

すぐにかんしゃくを起こしたり、部屋から脱走したり、じっと座っていられなかったり…

その子自身の性格の問題なのか、脳の機能の問題でそうなっているのか、、、

どう接していいのかわからない。

 

【専門家からのアンサー】

性格か障害かの判断は難しい。

特に子どもがちいさいうちは判断は本当に難しい。

性格にしても発達障害にしても子どもへの基本の接し方は大きくは変わらない。

「教室を脱走したのには何か理由があったのか?」という視点を持って、見守る感じで接してあげることが大事。


見守れるような状況でない場合も多いですがね(+_+)

でも困った行動にも「理由があったのか?」という視点を持つことはすごく大事ですよね。

怒鳴っても伝わらないので、伝わる方法を探っていくのが子育てのカギですね。

 

発達障害は決して育て方のせいではない

「あの時ああしてしまったから」、「厳しく育てすぎてしまったから」など日本人は原因を探してしまう傾向があるそうです。

私もこはるの病気が疑われたとき、妊娠中の色々なことを思い出しては自分を責めていました。

でも考えるだけ無駄な話ですよね。

医者ならまだしもただの主婦が頭を抱えても答えなんて出ませんもの。

 

原因を探すのは専門家に任せまして、我が子のこれからのことを考える方が100万倍有意義です。

 

こはるは生まれた瞬間から育てにくかったです。(とにかく寝ない!!夜泣きの嵐!!)

発達障害は決して躾や育て方の問題ではありません。

 

「育て方が悪いんじゃないの」的な事を言われたら「違うわ!!」と思って流しておきましょう。

※遺伝的な問題はあるかもしれませんが、それもまだ研究段階ではっきりしてはないそうです。

余談ですが100年ぐらい前のヨーロッパでは「母親の愛情不足が原因」という論文が出ていたそうです。
責任転嫁はなはだしい話です。

 

 

一番つらかったのは「どっちなんだろう」と悩んでいた時期

ゲストのママさんたちは子どもの育てにくさや周りの子との違いの理由がはっきりとわからなくて悩んでいる時が一番つらかった、と皆さん言ってはりました。

ママ友に相談すると「うちもそんなもんだよ。」、「同じだよ」と言ってもらえるのだけど、
抱えている不安は全然解消されなくて、本当につらい時期だったそうです。

分かりますわぁ。
私もこはるが「普通と違う」と薄々感じていたときは、つらかったですね。

否定したい気持ちとでも真実はそうではない、という気持ちが入り混じって大変でした。

寝不足も相まって、ほめくり修造の「頑張ってるね!」のページを見て思わず号泣してしまう程度には追い詰められていました。

修造が応援してくれる日めくりカレンダー

『まいにち修造』も『ほめくり修造』も両方持っています。

↑『ほめくり修造』のお気に入りページ。

元気が出るので一家に2冊ぐらいあってもいいと思っています。

Amazonでお安いですよ。 個人的には『ほめくり』のほうが好きです。

 

ゲストのママさんたちは療育に通い始めて同じ悩みを持つ人たちと出会えて、前向きになれたそうです。

私も激しく同意です。修造にも助けられましたが、療育の先生やママさんたちと出会って前向きになれました。

1人で抱えていてはダメです。まずは話を聞いてもらいましょう。

 

療育センター等を利用して応援してもらおう

療育センターとは保育士や臨床心理士、言語聴覚士など専門知識を持ったスタッフさんがいます。困っている家族を応援サポートしてくれる場所です。

市で運営している施設もあれば、事業として民間が行っているところもあります。

発達障害の子どもの子育ては、家庭だけで担うには少し重いものです。

専門家に相談しつつ、子どもの将来を考えていきましょう!

 

 

保育園、幼稚園への就園

マイペース過ぎて集団生活になじめるのか、他の子に迷惑はかけないか、など心配事はたくさんあります。本当にたくさんありすぎて大変です。

ですが、子どもは子ども同士のコミュニケーションの中で成長するのだそうです。

なるべく積極的に行くようにするほうがベターだそうです。

発達障害をもつ子への保育の工夫

・イラストや写真を使ってスケジュールを確認する
・声の大きさをイラスト化して伝える
・気持ちを落ち着けるためのスペースを設ける
・コーナー保育
 (スペースを区切って、おもちゃを置く。目移りしてしてしまう子に有効)

↑上記の工夫を積極的に取り入れた幼稚園が紹介されていました。

子どもたちが伸び伸びと遊んでいて、本当にいい雰囲気の幼稚園でした。

発達障害の子(配慮が必要な子)のための工夫が幼稚園全体の子へ良い保育へとつながったそうです。

新しく建てたり、改築した幼稚園や小学校は、構造的に開放的でありつつ、スペースが区切られていたりと、上記の発達障害の子にも優しい造りになっているところが多いですよね。

同じ場所に違う種類のおもちゃが置かれていると、AD/HDの子は特に目移りしてしまい、集中して遊ぶことができません。

積み木の横に絵本があって、その横にはパズルがあると気になって仕方がないんですね。

スペースを区切ることは家庭での学習環境にも応用できそうですね!

 

幼稚園、保育園選びの現状

現実問題、発達障害の子への配慮が大々的になされている幼稚園、保育園は少ないです。

※注目されてまだ日が浅いため、カリキュラムや校舎の構造が対応しきれていない事が多々あります。

大切なのは積極的に親が自分から動くことです。

園への見学はもちろんのこと、先生と子どもについての情報を共有したり、絵カードなど必要なものを持っていったりと、子どもにとって良い環境を整えてあげるにあたり出来ることはたくさんあります。

加配制度※の利用も大事なことです。

 

※加配制度

先生を多めに配置してもらう市の制度。

生徒3人に対して1人の先生がつく3・1加配、生徒2人に対して1人の先生がつく2・1加配、マンツーマンでつく1・1加配がある。

療育手帳の有無やその程度によって加配の人数が決まります。

私立幼稚園、少人数保育園では利用できないので注意が必要です。

 

 

保護者同士での情報共有は??

ゲストのママさんの何人かは、先生と相談して保護者のあつまる場をもうけてもらい、子どもについて説明したそうです。

理解のない人はおらず、結果子ども同士も保護者も関係良好な幼稚園期間を送れたそうです。

 

私はこはるが療育に行っていることを話す機会のあったママ友さんには言っています。
(子どもを連れてご自宅に遊びに行くときなど)

でもあえて場を設けてもらって言うのはちょっと勇気がいりますね。

 

親の気持ちが追い付かないなら無理に言う必要はないかと思います。

 

前回のEテレの発達障害特集の時に、息子さんの発達障害を紙芝居にして「子どもたちに読んでください」と保護者の人たちに配ったお母さんがいはりました。

幼稚園で同じクラスのお友達に「○○くんはどうしてお話出来ないの?」と聞かれて答えられなかったそうです。そして「母親の自分が上手く説明できないのに、お友達のお母さんはもっと説明できないわ!」と思いいたったのがきっかけだそうです。

 

すごいなぁ、と思いつつ、そこまではまだ気持ちが追い付かないですね。

こはるがお友達とすごいトラブルになった時に腹をくくる感じでしょうね。

とりあえずまだ入園は空き待ち状況なので、早く幼稚園に入れてあげたいです(p_;)

 

アメリカでは“特別なニーズをもつ子ども”と表現する

発達障害を持つ子の支援という認識ではなく、

children with special needs (特別なニーズをもつ子ども)

という認識を持っているそうです。

私の通っていた小学校では、目の悪い子には教室の前の方の席に行ってもらう配慮がありました。

同じように

 

大きな音が苦手な子にはヘッドフォンをする

計算が出来ない子には計算機を使う

文字が書けない子にはパソコンのタイプをノート代わりに使う

 

上記のようなことが当たり前に教室にある風景になればいいなと思います。

後編へ続きます。※後編はただいま執筆中です。

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